演劇と珈琲、本と酒。

演劇とか珈琲とか本とか酒とかについて綴られるはず。

坂口安吾『堕落論』

堕落論

無頼派文人坂口安吾による小エッセイである。30分ほどで読めてしまう。しかし、その芯の意味を解釈し、理解しようとすれば、一生をかけても味のある骨太なエッセイである。

「人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない」(本文より抜粋)

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