演劇と珈琲、本と酒。

演劇とか珈琲とか本とか酒とかについて綴られるはず。

月刊「根本宗子」『夢と希望の先』

月刊「根本宗子」『夢と希望の先』

を9/29の昼に観劇。

劇団にとって初の本多劇場進出。

私にとっては柿喰う客の『天邪鬼』以来二度目の本多劇場だったのだが、劇場の持つパワーというか根性のようなものがずばずば感じられた。

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フライヤーデザイン。毎公演、根本氏がモデルを担当している。

脚本・演出・主演・モデル

彼女自身が「演劇」を体現しているみたいな劇団、というイメージ。

 

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アマヤドリ『月の剥がれる』

アマヤドリ『月の剥がれる』

観劇。吉祥寺シアターにて。

 

観劇後の衝撃冷めやらず、居ても立っても居られない。今のうちに感じたことをまとめておかないと、忘れちゃいけないことを忘れてしまう、と思って書く。

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坂口安吾『堕落論』

堕落論

無頼派文人坂口安吾による小エッセイである。30分ほどで読めてしまう。しかし、その芯の意味を解釈し、理解しようとすれば、一生をかけても味のある骨太なエッセイである。

「人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない」(本文より抜粋)

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